上野動物園の「子ども動物園すてっぷ」で飼育していたブタ(アヨー)の「カマデー」(メス)が2024年6月24日に死亡しました。16歳でした。死因は腹腔内出血による循環不全でした。

アヨー「カマデー」(2024年6月20日撮影)
カマデーは2008年11月7日に上野動物園に来園しました。
こちらでお知らせしていたとおり、2019年に子宮内膜にがんが見つかり、子宮と卵巣の摘出手術と投薬治療をおこないました。その後、状態は安定していましたが、2023年に子宮摘出後の一部残ったところに子宮腺がんを発症し、鎮痛などの緩和ケアを中心に、カマデーの生活の質(QOL)の維持を第一とした治療をおこなってきました。
2024年6月13日にふたたび体調を崩し、6月14日に血液検査で重度の貧血を確認しました。腫瘍からの出血を疑い、6月24日に動物病院にて検査、治療をおこなったものの、処置中に死亡しました。カマデーの死亡にともない、上野動物園で飼育するアヨーはいなくなりました。
〔上野動物園子供動物園係〕
(2024年06月25日)