東園のバードハウス2階で飼育しているミナミコアリクイの「サン」(オス)を、2021年10月26日(火)に高知県立のいち動物公園へ移動します。
サンは当園で2019年5月13日、「ナツ(メス)」と「ココ(オス)」のあいだに生まれました。母親のナツは、2016年9月に高知県立のいち動物公園からブリーディングローン※により来園しています。
サンは新天地で、今後の繁殖に向けて活躍することとなります。
※ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。
動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。
※
バードハウスは施設整備のため、2021年10月20日から当面のあいだ、展示を休止しています。展示再開の際は別途お知らせします。
2021年10月27日から、バードハウスの展示を再開します(
詳しくはこちら)。

ミナミコアリクイの「サン」
(撮影日:2021年10月2日)
高知県立のいち動物公園に無事に到着しました
2021年10月26日に当園を出発したミナミコアリクイのサンは、無事に高知県立のいち動物公園に到着しました。詳しくはのいち動物公園の
公式サイトをご覧ください。ジャングルミュージアムという熱帯雨林館で飼育展示する予定だそうです。この施設は、ナツが母親とすごした場所でもあります。
ミナミコアリクイは南米などの熱帯地域に生息するため、一年を通して暖かい環境が必要です。そのため、上野動物園では東園のバードハウスで飼育をしています。バードハウスではその名のとおり、多くの小鳥も飼育していて、中には寒さに非常に弱い種もいます。タイミングの悪いことに、サンの移動日の前後で暖房設備のメンテナンスが必要となり閉館となってしまったため、サンに会うことができなかったという方には申し訳なく思っています。元気に移動できましたので、ご安心ください。
サンの誕生から今までの2年間をいっしょに見守ってくださり、ありがとうございました。
【動画】サン出発のようす
(2021年10月21日)
(2021年10月26日:バードハウスの展示再開について追記)
(2021年11月12日:高知への移動について追記)