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大町から上野に運ばれたライチョウの卵が孵化!
 └─2017/07/14

 長野県の大町山岳博物館で飼育しているライチョウが産んだ卵を2017年7月7日、上野動物園に運んで孵卵器で育てたところ、7月14日に3卵とも孵化しました。


孵化したライチョウ。大町の飼育ペアが卵を産み、卵のまま上野動物園に運ばれて孵化した。
2017年7月14日撮影

 上野動物園では先月6月27日にもライチョウが3羽孵化しました。そのうち2羽は、2016年6月に乗鞍岳で採取した卵を上野動物園に運び、孵化した雌雄をペアにさせて産卵させた卵から生まれた個体です。3卵のうち1卵は、富山市ファミリーパークの飼育下のペアが産んだ卵です(お知らせ)。

 孵化したのは7月14日の午前1時から5時のあいだ。3羽の性別は不明。体重は18.1〜18.8グラムです。

 今回の孵化は、日本産ライチョウの保護を目的として環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会が進める保護増殖事業にもとづいた取組みです。現在、富山市ファミリーパーク、大町山岳博物館と上野動物園で成鳥を飼育し、繁殖に取り組んでいます。

(2017年07月14日)


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