2015年1月9日、上野動物園のスマトラトラ「トップ」が死亡しました。
スマトラトラ「トップ」(2011年8月12日撮影)1.死亡したスマトラトラ
名前 トップ
性別 オス
年齢 17歳4か月(1997年8月20日、上野動物園生まれ)
死亡日 2015年1月9日(金)
死因 腫瘍による多臓器不全
2.経過について
「トップ」は、1997年に上野動物園で3つ子のうちの1頭として生まれ(うち1頭は生存中)、2002年には、繁殖に取り組むため、よこはま動物園ズーラシアにブリーディングローンで移動していました。2011年に当園に戻ってからも、当園のメスとの間で繁殖を試みていましたが、成功しませんでした。
2014年12月22日からエサを食べなくなり、投薬治療をおこなっていましたが、2015年1月8日より元気を消失し、経過を観察していました。1月9日の昼過ぎに治療をおこなうため、担当職員と獣医師が寝室に行ったところ、死亡していることを確認しました。
※ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。
3.当園での飼育状況
「トップ」が死亡した後、当園のスマトラトラは3頭(オス1、メス2)になりました。
◎「トップ」の動画
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東京ズーネットBB「スマトラトラの『トップ』」(2011年9月撮影)
◎過去の関連ニュース
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スマトラトラとアカカワイノシシがやってきます(2011年5月26日)
(2015年01月09日)