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スマトラトラとアカカワイノシシがやってきます
 └─2011/05/26

 上野動物園に、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)から、スマトラトラ1頭とアカカワイノシシ1頭が来園することになりました。

◎スマトラトラ

名前 トップ ※写真上
性別 オス
年齢 13歳10ヶ月 1997年8月20日当園生まれ
来園予定日 2011年6月6日(月)

飼育場所 東園「ゴリラ・トラの住む森」トラ舎
     検疫終了後一般公開する予定です。

経緯
 スマトラトラは野生下で絶滅が心配される希少種で、動物園ではその繁殖に取り組んできましたが、国内では1997年に当園で3頭繁殖したのが最後となっています。
 そのうちの2頭(オス1頭、メス1頭)を2002年によこはま動物園ズーラシアにブリーディングローンで貸し出していましたが、上野動物園に近年海外の動物園から新たな個体が導入されたことを受け、国内でのスマトラトラの種の保存計画により、このたびオスの個体を戻し、当園でさらなる繁殖に取り組むことになりました。

当園の飼育状況
 トップを含めると、当園のスマトラトラは、総勢4頭(オス2、メス2)となります。

・関連動画 2008年8月に来園したスマトラトラ「マニス」の動画は「こちら」(2008年11月撮影)


◎アカカワイノシシ

名前 リク ※写真下
性別 オス
年齢 5歳 2006年4月18日
      よこはま動物園ズーラシア生まれ
来園予定日 2011年6月6日(月)

飼育場所 
 西園走禽舎(オオアリクイ・カンガルーなどを展示)
 検疫終了後一般公開する予定です。

経緯
 上野動物園では、展示動物の多様性を高めるため、イノシシ科の哺乳類の導入を計画していました。このたび、危険分散(※)を目的として、よこはま動物園ズーラシアからアカカワイノシシ1頭を借り受けることとなりました。なお、当園ではアカカワイノシシは初の展示となります。

※危険分散について
 希少動物を飼育するにあたり、1施設のみで飼育していると、伝染病などが発生した場合、その個体群すべてが危険にさらされることとなります。これを避けるため、複数個所で飼育し、緊急時にその種を維持できるようにすることをいいます。トキやツシマヤマネコなどで行われています。

当園の飼育状況
 これまで飼育・展示したことはありません。

(2011年05月26日)



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