上野動物園から
釧路市動物園にブリーディングローン(※)で移動していた、ホッキョクグマのオス「ユキオ」が戻ってきます。公開については、決まりしだい当サイトでお知らせします。
◎移動するホッキョクグマ
名前:ユキオ
性別:オス
年齢:26歳3か月
1987年12月8日 ドイツ・ミュンスター動物園生まれ
2000年6月12日 池田動物園から来園
2012年4月10日 釧路市動物園に移動
◎移動予定日
2014年4月7日(月)
◎経緯等
ホッキョクグマは地球温暖化の影響で生息環境が悪化し、絶滅の危機に瀕しています。この種を保全するため、日本国内の動物園で相互協力しながら、繁殖を進める取り組みをおこなっています。その取り組みの一つとして、新規個体を導入するとともに、繁殖可能な個体を飼育園館同士で移動させ、ペア形成を進めています。
これに伴い、2012年4月に上野動物園の「ユキオ」(オス)をブリーディングローンにより釧路市動物園に移動させ、メスの「ツヨシ」とのペアリングを試みてきました。これまで2シーズンが経過しましたが、残念ながら繁殖には至っていません。
2頭の相性をみると今後の繁殖は難しいと釧路市が判断し、上野動物園にユキオが戻ってくることになりました。
※ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。
◎当園での飼育状況
「ユキオ」を含めると、2頭(オス1頭・メス1頭)になります。 ※メスは「デア」。
過去の関連ニュース
・
ホッキョクグマが移動します── 希少動物の繁殖を目指して(2012年4月4日記事)
過去の動画
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「ホッキョクグマとアザラシの海」[1]ホッキョクグマ(2011年10月撮影)
写真:ホッキョクグマの「ユキオ」(釧路市動物園提供)
(2014年03月27日)