日本在来馬(下記参照)である木曽馬の「初桜(はつざくら)号」が、木曽馬の里(木曽馬乗馬センター)に移動することになりました。今回の移動は、木曽馬保存会と連携しておこなっている繁殖計画の成果を、次につなげるためのものです。
移動する木曽馬(右写真)
名前 初桜号
性別 メス
年齢 2歳3か月(2010年3月20日当園生まれ)
移動日時
2012年6月27日(水)11時(予定)
移動先
木曽馬の里(木曽馬乗馬センター)
所在地:長野県木曽郡木曽町
経緯
当園では、これまで長い間日本人と生活を共にし、日本の文化や社会を支えてきたニワトリ、ヤギ、ウシ、ウマ等日本在来家畜の飼育をしてきました。そして、その動物たちを通じて、人と動物たちが共に作ってきた歴史や豊かな文化を紹介してきました。
日本在来馬(※)である木曽馬を保護していくため、木曽馬の里(木曽馬乗馬センター)と当園との間で連携して繁殖に取り組み、その成果として当園で2010年に生まれたのが「初桜号」です。
今後の繁殖に取り組む目的で「初桜号」を木曽馬の里(木曽馬乗馬センター)に移動することになりました。
なお、同日に種付けのため木曽馬の里に移動していた「幸泉(さちいずみ)号」が戻ってきます。
※日本在来馬 とは
日本では、明治時代以降、優秀な軍馬を作るために在来種よりも体が大きい外国のウマを導入しましたが、これら外国のウマと交雑せずに残った馬を日本在来馬と言います。
現在8種類(北海道和種馬(わしゅば)、木曽馬、野間馬(のまうま)、対州馬(たいしゅううま)、御崎馬(みさきうま)、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)おり、特徴は体高(地面から肩までの高さ)が120cm~130cmと小さく(多くの人がウマと思い浮かべる西洋馬のサラブレッドは体高150cm以上)、足が短いことです。
現在、当園では子ども動物園内で、木曽馬、野間馬、トカラ馬、与那国馬を飼育しています。
◎関連動画
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◎過去のニュース
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写真:初桜号
(2012年06月26日)