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元気に成長中! アミメキリンの子どもたち
 └─2007/09/29

 今年(2007年)の6月13日、多摩動物公園にアミメキリンのアミ(メス、現在1歳7か月)が来園。それから約4か月が過ぎました。

・ニュース「石川県から来たキリンの『アミ』を公開」(6月29日)
・ニュース「落ちつきを取りもどしたアミメキリンの『アミ』」(7月6日)

 当初は、他のキリンたちとうまく付き合っていけるかどうか心配でしたが、アミは、私たちが考えていたよりも度胸があり、神経が図太い性格のようです。また、6か月年下のユーカリ(メス、1歳)の存在が大きかったようです。子どもどうしということもあって、日中はいっしょに行動していることが多いのです。

 サバンナへのデビューはユーカリの方が先輩になるためか、アミがユーカリ付いて歩くすがたがよく見られます。ユーカリ自身、ちょっと「ボー」としたところもありますが、アミとの相性はいいようです。

 餌の時間になると、大人のキリンに混じって、遠慮したり臆したりすることなく、2頭でどんどんと前に出て、青草などを食べています。しかし、まだ体が小さいためか、シマウマやシロオリックスには下に見られ、驚かされたり、追われたりしています。

 アミもユーカリも成長期とあって、日々体格がりっぱになり、2頭とも私が出会ったころに比べてひと回り大きくなってきました。でも、私たちがサバンナの清掃をしているときなど、興味本位に近寄ってきていたずらや邪魔をすることもあり、身体は大きくなってもまだ子どもだなと感じます。

 来月10月3日、ユーカリの母親「ユウ」が豊橋総合動植物公園に移動することになりました。母親がいなくなって、ユーリがどのような反応をするかわかりませんが、いつも仲よしのアミがそばにいるので心配はないと思っています。

 アミやユーカリがお母さんになる日はまだちょっと先のことなので、一日も早く、ユーカリの弟や妹が誕生するよう、ユウに頑張ってきてもらいたいものです。

写真上:ユーカリ(左)とアミ
写真下:アミ(左)とユーカリ
※撮影:坂本千尋(多摩動物公園北園飼育展示係)

〔多摩動物公園北園飼育展示係 横田利明〕

(2007年09月28日)



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