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ニホンカモシカの「小雪」公開
 └─2001/08/31

 多摩動物公園では、2001年7月19日に岩手県鳥獣保護センターから来園したニホンカモシカの「小雪」(メス、推定1歳)の公開を8月30日から始めました。場所はアジア園のシフゾウ舎です。

 ニホンカモシカはその名のとおり、日本の特産種。かつては肉と毛皮をとるために狩猟の対象となり、数が減りましたが、1955年には特別天然記念物に指定されました。亜高山帯で草や木の葉を食べてくらしています。目の下とひづめの間に匂いをつける腺が発達しており、なわばりのマーキングに使われます。

 多摩動物公園ではニホンカモシカのオス1頭(ヒロシ、4歳)を飼育展示していましたが、今後は繁殖をめざした飼育に取り組みます。“山の哲学者”ともいわれるニホンカモシカの姿をぜひ見にきてください。
(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.23 をどうぞ)

(2001年08月31日)



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