2024年10月10日追記:
生まれたインドサイの子どもの名前を、2024年10月27日(日)まで募集します。
くわしくはこちらをご覧ください。
2024年10月7日追記:
子どもの放飼練習に関するお知らせを追記しました。
くわしくはこちらをご覧ください。
多摩動物公園では、このたびインドサイが生まれましたのでお知らせします。当園では、1973年12月に生まれたサイ太郎以来、50年ぶりの繁殖になります。
生まれたインドサイ
誕生日時 2024年9月3日(火)13時20分
性別 不明
両親 母親:ゴポン(24歳)
1999年12月22日 サンディエゴ動物園生まれ
2003年3月19日 金沢動物園に来園
2020年12月9日 多摩動物公園に来園
父親:ビクラム(推定23歳)
2001年3月 ネパール国内で保護
2002年3月28日 多摩動物公園に来園
※ゴポンは、2007年、2009年、2014年に金沢動物園において出産経験があります。
寄り添う親子(13時53分)
(撮影日:2024年9月3日)
経緯
2023年5月9日に、オスの「ビクラム」と交尾が確認され、出産に向けて環境を整えるなど準備を進めてきました。
9月3日朝、ゴポンが毎朝おこなっているトレーニングにも応じず、休息したままの状態だったこと、また乳汁の分泌がみられたため、出産が近いと判断し展示を中止しました。産室内に留め置いていたところ、11時40分頃破水が見られました。その後、直接観察からモニター越しの観察に切り替えようすを見ていたところ、13時20分に出産しました。
出産直前、ゴポンは、出産場所を探すかのように動いたのち、羊膜が少し出た状態で座り込んでいきみ、立ち上がって出産しました。羊膜が出始めてから、概ね40秒で終了となる順調な出産でした。出産直後は、少し疲れたようすで子から離れた場所に座り込んでしまいましたが、13時30分頃には立ち上がり、子どものようすを気にし、寄り添うようすが見られました。
子どもは、しばらく立ち上がろうと努力したのち、13時42分頃に立ち上がり、母親に近寄るなどのようすが見られ、15時40分には授乳を確認しています。
2024年9月4日に飼育係が撮影した写真です(9月6日追加)
現在のようす
現時点(9月5日)で、母子ともに元気で、落ち着いており、大きな問題はありません。
飼育係は、出産直後は、親子が落ち着いて過ごせるように、監視カメラを使用し、モニターを通して観察していましたが、落ち着いたことを確認してからは直接観察したり、給餌をしたりしています。
当面の間、親子は室内で管理するため非展示となりますので、ご了承ください。
公開について
公開日は決まり次第、お知らせします。
当園での飼育状況(2024年9月5日現在)
3頭(オス1頭、メス1頭、不明1頭) ※今回生まれた子どもを含みます。
日本国内の飼育状況(2023年12月31日現在)
日本国内の飼育状況:4園 7頭(オス4頭、メス3頭)
資料:2023年インドサイ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
出産のようす(撮影日:2024年9月3日)
2024年10月7日追記:子どもの放飼練習について
インドサイの子どもは、2024年10月8日(火)から以下の通り放飼練習をいたします。屋外放飼に慣れたら、時間を決めて公開いたします。
放飼練習中はご覧いただきづらい場合、もしくはご覧いただけない場合がございますが、ご了承ください。
放飼練習時間 9時30分~12時ごろ
放飼練習区域 以下のエリアをつなげて使用し、出入り自由とします。
・公開エリア :小放飼場(向かって左側)
・非公開エリア:サブパドック、屋内産室
なお、展示場の環境や屋内と屋外の出入りに慣らしているところですので、驚かさないよう静かに見守っていただくとともに、同じ場所で長時間撮影するなどの行為はご遠慮ください。譲り合ってのご観覧をお願いいたします。
※親子の状況により、予告なく放飼練習の中止もしくは、実施時間が変更される場合があります。
※混雑状況によって、一定の観覧時間となる入れ替え制をとる場合があります。警備員の誘導に従ってください。
※放飼練習は、基本的に毎日実施しますが練習段階のため、放飼練習の有無や予定に関するお問い合わせにお答えすることができません。ご理解くださいますようお願いいたします。
◎関連記事
・
インドサイ「ゴポン」に妊娠の可能性──出産すれば、多摩動物公園では1973年以来50年ぶり(2023年06月26日)
(2024年09月05日)
(2024年09月06日:写真1点追加)
(2024年10月07日:子どもの放飼練習について追記)
(2024年10月10日:子どもの名前募集について追記)