2023年1月20日、多摩動物公園のタイリクオオカミ「ロイ」(オス)が死亡しました。15歳でした。
ロイは2007年5月13日に当園で「ロボ」(オス)と「モロ」(メス)ペアの子として生まれ、同腹の兄弟は「セロ」、「ロト」(2019年4月3日に死亡)、「マロ」(2018年9月26日に死亡)です。
ロイは昨年12月ごろから食欲不振が見られるようになり、その後も食欲に波がある状態が続いていました。肉を定番の馬肉や鶏頭に加え、鶏肉(もも肉、むね肉)などを取り交ぜたり、小さく切ったり、ミンチにしたりなど工夫をして食べさせていました。幸いロイは先日死亡した「ロキ」のように寝たきりになることもなく、前日まで動き回り、えさも自力で食べていました。
1月20日朝、飼育担当が寝室内でうずくまっているのを発見しました。すぐに動物病院に運び、検査・治療をおこないましたが、容態が悪化し、そのまま死亡しました。死因は胃穿孔による腹膜炎でした。
ロイの死亡により、当園で飼育するオオカミは「セロ」「ネロ」のオス2頭となりました。

タイリクオオカミ「ロイ」
◎関連ニュース
・
ヨーロッパオオカミ、今年も誕生!(2007年6月8日)
・
ヨーロッパオオカミの大家族(2007年8月10日)
・
マムシに咬まれたタイリクオオカミの「ロイ」の治療(2020年11月13日)
・
オオカミたちの近況(2022年10月14日)
(2023年01月24日)