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国内の飼育下において、今期初めてのトキのひなが誕生しました
 └─ 2022/04/11
 多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターから2007年に2ペアを預かって飼育を開始しました。その後、ペアの追加や交代を経て、現在も非公開での飼育繁殖をおこなっています。

 国内の飼育下において、今期最初となるトキのひなの誕生が確認されましたのでお知らせします。


孵化したひな
(撮影日:2022年4月11日)

孵化の状況
 孵化日  2022年4月11日(月)
 ペア   ADペア
      メス:23/B/01(21歳)
         2001年4月24日  佐渡トキ保護センター生まれ
         2007年12月13日 多摩動物公園受入れ
      オス:89/A/04(18歳)
         2004年7月3日  佐渡トキ保護センター生まれ
         2010年12月18日 多摩動物公園受入れ
 孵化場所 多摩動物公園 繁殖ケージA(非公開施設)

経緯
 このペアは、2月28日に交尾が確認され、3月10日(木)日没後(18時15分以降)に1卵を産卵し、両親鳥が交代で抱卵していました(産卵のお知らせ)。3月28日に有精卵であることを確認するために、取り上げて擬卵と交換し、孵卵器に収容しました。
 4月9日から嘴打ち(はしうち)など事前の兆候が見られ、経過を注視していたところ、4月11日9時25分、職員がひなの姿を確認しました。このあと、ひなのようすを確認してから親元の巣に戻す予定です。

当園での飼育状況(2022年4月11日現在)
 7羽(オス3、メス3、不明1) ※孵化したひなを含みます。

日本国内の飼育状況(2022年4月11日現在)
 7施設 183羽
 資料:佐渡トキ保護センター(新潟県)

(2022年04月11日)



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