多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターから2007年に2ペアを預かって飼育を開始しました。その後、ペアの追加や交代を経て、現在も非公開での飼育繁殖をおこなっています。
国内の飼育下において、今期最初となるトキの産卵が確認されましたのでお知らせします。
親鳥が営巣しているようす
(撮影日:2022年3月8日)
産卵の状況
産卵日 2022年3月10日(木)
ペア ADペア
メス:23/B/01(21歳)
2001年4月24日 佐渡トキ保護センター生まれ
2007年12月13日 多摩動物公園受入れ
オス:89/A/04(18歳)
2004年7月3日 佐渡トキ保護センター生まれ
2010年12月18日 多摩動物公園受入れ
産卵場所 多摩動物公園 繁殖ケージA(非公開施設)
経緯
このペアは、巣づくりを開始しており、2月28日に交尾が確認されました。モニターで確認したところ、3月10日(木)日没後(18時15分以降)に産卵しました。
当園での飼育状況(2022年3月14日現在)
6羽(オス3、メス3)
日本国内の飼育状況(2022年2月16日現在)
7施設 182羽
資料:佐渡トキ保護センター(新潟県)
(2022年03月14日)