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チンパンジー「ケイ」の初公開
 └─2019/01/18

 お知らせしたとおり、2017年6月6日に東武動物公園から多摩動物公園にチンパンジーの「ケイ」(メス、38歳)が来園しました。人工哺育で育ったケイは他のチンパンジーと過ごす時間が短かかったため、チンパンジーどうしの関わり方を学ぶ機会がほとんどありませんでした。


チンパンジー「ケイ」

 多摩動物公園に来園後、ケイは非公開の管理施設にいます。群れの中から“厳選”したメンバーとのお見合いや同居の練習を繰り返しおこない、チンパンジーとしての挨拶など、社会行動のルールを学習しているところです。

 ケイは、約1年半かけて「デッキー」(オス、推定41歳)、「サクラ」(メス、9歳)と同居できる関係になりました。現在は「ミル」(メス、16歳)も加わり、4頭で同居する練習中。一歩一歩、少しずつではありますが、着実に他の個体との信頼関係を築きつつあります。

 そこで2019年1月21日(月)、ケイを屋内展示場で初公開します。他の個体との同居練習を繰り返しおこなう必要があるため、当分のあいだ、屋内展示場にケイが出る機会は非常に限られています。今後、まずは平日限定で屋内展示場に出し、その後のケイのようすを見ながら、週末や祝日にも公開する予定です。

 ケイはときおり神経質な面を見せ、興奮すると“癇癪”を起こすことがあります。屋内展示場でのフラッシュ撮影はお控えください。ご協力をよろしくお願いいたします。

〔多摩動物公園北園飼育展示係 大賀幹夫〕

(2019年01月18日)


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