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ソデグロヅルのメスが死亡しました
 └─2015/05/30

 2015年5月28日、多摩動物公園で飼育していたソデグロヅルのメス(個体番号T0737)が死亡しました。


 5月25日に脚の外傷を発見し、入院させて治療をおこなってきましたが、残念ながら28日朝、死亡を確認しました。

 このソデグロヅルは1996年6月5日に国内で初めて誕生した個体で、人間の手で育てられました。そのため人間を怖がらず、飼育担当者に対して果敢に挑んでくることもあり、その「危ない」状況から「アブ」ちゃんという名で呼ばれてきました。

・関連記事「そっと忍び寄るソデグロヅル『アブちゃん』」(2007年11月2日)

 ソデグロヅルは国際的な希少種で、多摩動物公園でもズーストック種として繁殖に力を入れている動物です。国内初の繁殖で多くの知見を与えてくれた「アブ」ちゃん、ありがとう、そして安らかに。

(2015年05月30日)


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