2012年に日本との国交樹立60周年を迎えたスリランカから、東京都に2頭の子ゾウが寄贈されました。2013年3月12日には、2頭のゾウの歓迎式典を開催しました。
2頭の性格や寄贈されることになった経緯は以前の記事でお伝えしました。
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「アジアゾウ舎、新たな仲間を迎えて改修後の再開」(2013年03月08日)
式典にはスリランカのマヒンダ・ラージャパクサ大統領、高円宮承子女王殿下、福田康夫日本スリランカ協会名誉会長など、多くの方のご臨席を賜りました。
動物ホールでの贈呈式の後、アジアゾウ舎で「アマラ」(メス、8歳)のお披露目。「ヴィドゥラ」(オス、5歳)はまだ放飼場に慣らしているので、当日のお披露目はありませんでした。
式典では、2頭の好物のリンゴやバナナ、パンなどを大統領と高円宮承子女王殿下から飼育担当者に手渡していただき、それを現地の象使い(マフー)がアマラとヴィドゥラへ与えました。
動物園の近くにある保育園の園児や多摩動物公園公式応援ソングを歌っている歌手の岩崎愛子さんも参加し、童謡「ぞうさん」をスリランカ語(シンハラ語)で歌ってお祝いの場を盛り上げてくれました。
2頭は3月14日以降公開の予定ですが、以前から飼育しているアヌーラのみの展示の日や、交代で展示する日など、動物の状況によりごらんになれない場合もありますのでご了承ください。
写真上:2名のマフーと「アマラ」
写真下:スリランカ大統領
〔多摩動物公園教育普及係 佐々木愛子〕
(2013年03月15日)