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アフリカゾウ「アイ」、群馬サファリパークでの近況
 └─2010/01/08

 昨年(2009年)3月4日、多摩動物公園からアフリカゾウのアイ(メス、推定27歳)が群馬サファリパークに移動しました。ブリーディングローン(繁殖を目的とした動物貸与)による移動です。

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 「アフリカゾウ『アイ』の嫁入り修行
 「アフリカゾウ舎の今

 群馬サファリパークへの到着後、アイは緊張して眠れない夜を過ごしていたようですが、寝室に「タンゴ」(オス、23歳)が戻ってくると落ち着くらしく、しばらくすると横になって寝るようになりました。

 新しい環境の中で、新しい飼育担当者とのあいだに少しずつ信頼関係を築きつつあるようです。多摩動物公園と同様、「ターゲットトレーニング」を実施しており、訓練も順調に進んでいます。(ターゲットトレーニングについては、こちらのニュースをごらんください。)

 アイは持ち前の楽天家ぶりをすぐに発揮し、タンゴと同じ放飼場に初めて出した時も、最初はお互いモジモジしたものの、しばらくすると自分からタンゴに近づき、あいさつをしていました。今では押しかけ女房状態です。

 タンゴはとてもやさしい性格なのか、アイに餌を取られても怒らず、穏やかな表情でアイを見つめています。

 発情の状態に合わせて2頭を何度もいっしょにしていますが、今のところ、繁殖に結びついてはいません。よい結果が出るよう、気長に見守っていきたいと思います。

写真上:仲のよい2頭
写真下:タンゴの餌も食べるアイ

〔多摩動物公園北園飼育展示係 片柳雅之〕

(2010年01月08日)



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