葛西臨海水族園では、2021年7月8日からアナカタマイマイの展示を始めました。
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展示のようす | 展示しているアナカタマイマイ |
公益財団法人東京動物園協会では環境省からの協力要請を受け、絶滅が危惧されている小笠原諸島固有の陸産貝類のうち2種(アナカタマイマイ、カタマイマイ)の生息域外保全を、2017年9月から都立動物園・水族園4園(上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園)で始めました(飼育開始のお知らせは
こちら)。
葛西臨海水族園ではカタマイマイの域外保全を担当し、2018年には卵の孵化が確認されました。その後は遺伝的多様性を考慮した繁殖計画に沿って飼育を続けています。
今回展示を開始したアナカタマイマイは、域外保全担当の上野動物園で繁殖した個体です。
また、小笠原のマイマイについて広く知ってもらうため、環境省、一般財団法人 自然環境研究センターの協力のもとリーフレットを作成しました。小笠原のマイマイが置かれている現状や守るための取組みについてわかりやすく紹介しています。リーフレットは情報資料室で配布していますので、ぜひご覧ください。
小笠原諸島が世界自然遺産に指定されてから今年の6月で10周年を迎えました。小笠原諸島の固有種であるアナカタマイマイを通じて、小笠原陸産貝類や小笠原の自然環境の保護に意識を向けていただけたらと思います。
展示開始日 2021年7月8日(木)から
※土曜日・日曜日・祝日は、情報資料室の閉鎖にともない展示を中止しています。
場所 本館2階 情報資料室
葛西臨海水族園の入園にはどなたも整理券の事前予約が必要です。整理券のお申込みについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
(2021年07月24日)
(2021年08月07日:展示中止について追記)
(2021年09月07日:土曜日・日曜日・祝日の展示中止について更新)
(2021年09月21日:展示時間を削除)