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情報資料室で水族園を楽しもう!
 └─2020/01/31

 みなさんは葛西臨海水族園の2階にある「情報資料室」をごぞんじですか? 情報資料室には来園者の方々に対応するスタッフが常駐しています。また、さまざま標本や専門書など、生き物に関する資料も置いてあります。生き物についてわからないことがあったら、スタッフに尋ねたり、本を見て自分で調べたりすることもできます。ここには生き物により興味をもつきっかけやヒントがあります。


 たとえば、棚に展示されているいろいろな種類のサメの歯は、よく見ると種によって形が異なることがわかります。歯の持ち主はいったいどんなサメで、何を食べているのか、歯からその生態が見えてきます。


 標本だけではなく、生き物を飼育したり扱ったりするための道具も置いてあります。時期によって展示は変わりますが、今はクロマグロを運ぶためのタンカ(通称マグロタンカ)が展示されています。


 クロマグロは海から船と活魚車に運ばれて水族園へやってきます。タンカを使うのは、水族園に到着した活魚車からクロマグロを取り出し、水槽まで運ぶときに使います。情報資料室のタンカの中に入れてあるぬいぐるみは、搬入されるクロマグロと同じぐらいの重さです。落とさないように気をつけて持ってみてください。タンカは2020年3月まで展示の予定です。


 水族園で楽しく生き物を観察するためのワークシート「魚ッチングシート」も情報資料室にあります。このシートは年齢や観察対象などに応じてさまざまな種類が用意されています。「はじめて魚ッチングシート」は幼児づれの家族やグループ、「中級シリーズ」は小学校高学年、「上級シリーズ」は中学生以上の方を対象にしています。生き物を見るコツを知って、水族園をもっと楽しみましょう!

 情報資料室で生き物を観察するコツを知ってから水族園をまわるもよし、まわった後で、気になった生き物について調べるもよし、ぜひ情報資料室にお気軽に足をお運びください。

〔葛西臨海水族園教育普及係 西川千春〕

(2020年01月31日)


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