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週刊マグロニュース[9]2か月が経ち、夏休みもそろそろ終盤
 └─2015/08/21

 葛西臨海水族園に新しくクロマグロが搬入されてから2か月が経ちました。お盆休みの3時間延長開園「Night of Wonder ──夜の不思議の水族園」の際には多くの方々にクロマグロの群れの展示を見ていただくことができ、飼育係員としてはうれしいかぎりです。

 しかし、油断は禁物。これまでもお伝えしている通り、クロマグロはとても神経質な生物なので、この2か月間で経験していないことに遭遇すると、すぐに落ち着き無く泳ぎまわってしまうため、壁やアクリルガラスに衝突する危険性が増してしまいます。そのため、残りの数本のテープも剥がすタイミングを見計らい、私たち飼育係員はクロマグロたちのようすを毎日、注意深く観察しています。

 また、クロマグロは光にも敏感に反応するため、マグロを展示している水槽では来園者のみなさんにカメラやスマートフォンでのフラッシュやライトを使用した撮影をご遠慮いただいています。クロマグロたちを驚かせないよう、生物保護のためにもご理解とご協力をいただければ幸いです。

◎えさを食べるクロマグロたち(2015年8月20日撮影、30秒)

 最近では用意したえさもあっという間に食べてしまうなど、クロマグロたちはますます活発になってきています。夏休みも残りわずかとなりましたが、夏休みの思い出に、元気なクロマグロの群れをぜひ見に来てください。

前回の週刊マグロニュース[8]夏休み、いよいよお盆に突入

〔葛西臨海水族園飼育展示係 小味亮介〕

(2015年08月21日)


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