夏休みも真っ盛り。お盆期間に突入しました。葛西臨海水族園「大洋の航海者:マグロ」水槽の前にも、毎日多くの来園者の方々がいらっしゃいます。
お伝えしたとおり、6月にあらたなクロマグロを迎え、水槽には衝突防止テープを貼りました。これを慎重に少しずつ剝がし、あと1回ですべてを剝がし終えるところまで来ています。
多くの方にマグロのダイナミックな遊泳を存分に見ていただくため、観察の支障となるテープの撤去はお盆休みまでに終えたいと思っていました。実際、次の動画を見ていただければわかるとおり、マグロたちは水槽にすっかり慣れ、えさもしっかりと食べており、搬入当初必要だった衝突防止テープの役割は既に終えていると考えています。
◎えさを食べるクロマグロたち(2015年8月14日撮影、30秒)
ただ、この時期は多くの来園者の方々をお迎えするのに加え、開園時間を3時間延長するため、館内照明の点灯・消灯時間が変更になります。これらがクロマグロたちにどのような影響をおよぼすかわからないため、だいじをとって、テープの撤去はお盆休み以降、状況が落ち着くのを待ってからおこなうことにしました。
もうすぐもうすぐとお伝えしながら、なかなか撤去されない黄色いテープ。魚のようすを見ながら慎重に進めます。もうしばらくご辛抱ください。
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前回の週刊マグロニュース[7]最後のテープは……
〔葛西臨海水族園教育普及係 多田諭〕
(2015年08月14日)