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今日のマグロたち[4](2015年8月17日~31日更新終了)
 └─2015/08/31

 こちらでお知らせしたとおり、葛西臨海水族園では2015年6月21日の夕方、「大洋の航海者:マグロ」水槽にあらたなクロマグロを入れました。その1週間後、6月28日のようすは、こちらのニュースをご覧ください。

 動画とともにクロマグロたちのようすをお伝えする「週刊マグロニュース」最新号はこちらです。

 その後のマグロ水槽の最新状況を、2015年7月2日から休園日(水曜日)を除く毎日、このページでお伝えしています。

※これまでの「今日のマグロたち」:2015年7月2日~16日  7月17日~8月1日  8月2日~8月16日

2015年8月31日(月)
 2015年8月最後の日曜日となった30日。毎日実施しているえさのガイドでは、たくさんのお客さんに元気なマグロの姿をお見せできる喜びを感じています。本日をもって「今日のマグロたち」は終了となります。これからも元気なマグロの姿を見ていただけるよう、職員一同頑張ります!
2015年8月30日(日)
 テープをすべて剥がした水槽で、クロマグロたちは何ごともなかったように元気に泳いでいます。マグロたちの群泳を観察するには「アクアシアター」にあるベンチがオススメ。座ってゆっくり眺めていると、時が経つのを忘れてしまうことでしょう。
2015年8月29日(土)
 昨日8月28日は金曜日恒例のダイバー清掃の日でした。アクアシアターのテープが完全に剥がれてから初めての掃除でしたが、マグロたちは落ち着いたもので、ダイバーのうしろを悠々と泳いでいました。その後の「えさの時間」でも元気な食べっぷりを見せてくれました。
2015年8月28日(金)
 昨日8月27日の閉園後、水槽に貼られていた衝突防止テープをやっとすべて剥がすことができました。6月下旬の搬入から、細心の注意を払いながら飼育を続けてきたクロマグロたちだけに、感慨もひとしお。開放感ある大水槽を見に、ぜひお越しください。
2015年8月27日(木)
 葛西臨海水族園のマグロ水槽のアクリルガラスは厚さ26センチ、高さ7メートル。建設時にはこれを分割して現場に運び込み、接着して、一周約90メートルにおよぶ巨大な円筒形にする工法が取られました。現場接着工法と呼ばれ、当時、世界でも初の試みでした。
2015年8月26日(水)
 マグロたちを展示している水槽にはおよそ2,200トンの海水が入っています。この水量を支えるアクリルガラスの厚さは最大26センチにもなります。このアクリルガラスのサンプルが「情報資料室」に置いてありますのでぜひご覧ください。
2015年8月25日(火)
 昨日8月24日のえさには、マグロたちの好きなカタクチイワシがありました。イワシのなかまは「青魚」といわれるとおり背中が青みがかった色をしています。青から緑色の微妙な違いを見分けられるマグロたちの色覚は、えさにする青魚を見つけるのにも役立つのでしょう。
2015年8月24日(月)
 マグロがどのような景色を見ているか、マグロになってみないとわかりませんが、最近おこなわれたクロマグロの遺伝子解析研究では、青から緑色の微妙な違いを見分けられる色覚をもっているようです。クロマグロたちがくらす外洋の青い海の中で役立ちそうです。
2015年8月23日(日)
 クロマグロを上から見ると頭の真ん中に白くて丸い部分があります。ここは松果体窓と呼ばれ、皮膚が半透明になっています。クロマグロは松果体窓から入った光を脳の一部である松果体で感じています。クロマグロにとってまさに第三の目なのです。
2015年8月22日(土)
 クロマグロは英語で「Pacific bluefin tuna」と呼ばれます。泳いでいるクロマグロを上から見てみると、たしかに胸びれ(ひれ:fin)が青(blue)に見えます。英語圏ではその姿を見て名前をつけたのかもしれません。
2015年8月21日(金)
 成長すると最大で全長300センチ、体重300キロを超えると言われるクロマグロ。葛西臨海水族園で過去に飼育していたクロマグロの最大個体は全長194センチ、体重158キロでした。この記録を超えられるよう、健康な飼育管理を慎重に続けていきます。
2015年8月20日(木)
 これまでご紹介してきたように、泳ぎ方、ふだん隠れているひれなど、マグロにはおもしろい秘密がたくさんあります。夏休みもあとわずか。自由研究の宿題がまだというかたは、葛西臨海水族園でマグロについて調べてみてはいかがでしょうか。
2015年8月19日(水)
 夜、マグロたちが尾びれを振るのを止めてもすぐに沈まないのは、体から真横に伸びる胸びれの働きによります。胸びれの表面を水が流れるとき、ひれの上下に圧力差が生じることで、飛行機の翼と同様に上向きに働く力「揚力」が発生するのです。
2015年8月18日(火)
 マグロたちは夜の間、2~3回尾びれを振って進んだ後、動きを止め、水中を滑るように進む、といった泳ぎを見せます。その後、少し沈むと、また尾びれを振って体を持ち上げます。このように、夜の間は昼とは違った泳ぎ方で体を休めているのでしょう。
2015年8月17日(月)
昨日8月16日(日)は「Night of Wonder──夜の不思議の水族園」の最終日。マグロたちの昼と夜のようすの違いについてスペシャルガイド、ご参加いただいた方にはお礼申し上げます。マグロたちは夜も泳ぎ続けますが、体を休めるためでしょうか、夜はゆっくり泳いでいます。
※これまでの「今日のマグロたち」:2015年7月2日~16日  7月17日~8月1日  8月2日~8月16日

(2015年08月31日更新)


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