葛西臨海水族園では、キングペンギン(オウサマペンギン)のクール(父)とウミ(母)の間にヒナが1羽生まれ、元気に育っています。誕生直後は、親の足下に抱かれて体がすっぽり覆われ、なかなか姿を見ることができませんでしたが、現在は体がだいぶ大きくなり、親のそばに立っていることが多くなりました。
キングペンギンは野生では南極周辺に生息することから、現在は全羽とも冷房室で飼育しており公開展示はしていません。なお、一般公開は10月下旬頃を予定しており、公開に先がけ、ヒナの名前を募集します。
◎ヒナについて
孵化日 2011年8月15日(月)
頭数・性別 1羽・性別不明
両親
父親:クール 16歳(1995年5月10日生まれ)
母親:ウミ 3歳(2007年9月1日生まれ)
経過
上野動物園の新施設の工事に伴い、仮の施設でキングペンギンを飼育していましたが、より良い環境で飼育するため、葛西臨海水族園で飼育をおこなうことになりました。このため、2010年9月8日、4羽のキングペンギンを上野動物園から葛西臨海水族園へと移動させました(
ニュース)。
今回卵を産んだウミは、クールとの間で2010年にも上野で卵を産みましたが、この時は残念ながら卵が割れてしまいました。当園に移動後、初めての産卵が見られたのが6月22日です。この卵を2羽が交代で温め、54日後の8月15日にヒナが生まれました。
◎名前募集について
投票期間
2011年9月29日(木)~10月18日(火)
投票方法
名前の候補は、以下の10種類です。
ムック、ソラ、ピース、エール、オセロ、
クルミ、ミナミ、ウール、サン、ロア
本館3階ガラスドームに設置したモニターでヒナのようすをご覧のうえ、ご投票ください。
選定方法
投票の結果、得票数の多い名前に決定します。
※決定した名前は、
東京ズーネットおよび館内への掲示でお知らせします。後日、公開に合わせて命名式をおこないます。(公開日および命名式の日程は、別途お知らせします。)
◎当園の飼育状況
今回生まれた1羽を含め、当園のキングペンギンは、総勢5羽(オス2、メス2、不明1)となりました。
写真:生後20日の頃のヒナ
(2011年09月22日)