2023年6月9日追記:
性別が判明し、名前が決まりました。性別はメスで名前は
「ココ」です。
近況については
こちらの記事をご覧ください。
井の頭自然文化園では2023年4月20日、ニホンカモシカが1頭生まれました。性別はまだ不明です。昨年に引き続きの繁殖です。
母親はメスの「すずな」です。すずなは2021年11月8日に井の頭自然文化園に来園しました。環境に慣らした後、繁殖のためにオスの「ムム」と同居させたところ、2021年の年末には交尾が確認され、7月6日に出産を確認しました。
これに引き続き、2022年9月20日にも交尾を確認し、2023年4月20日の夕方、運動場で出産しているのを飼育担当者が確認しました。性別は不明です。すずなにとって2度目の出産となりました。すずなは子どもに寄り添い、授乳したり子の世話をしたり、とても落ち着いているようすです。
すずなは来園者に近い場所で子どもの世話をしていることが多く、園では人との距離をとるために観覧通路に人止め柵を設置しました。子どもの姿が見られない場合もありますが、しばらくは少し離れた場所から静かにそっと見守ってくださいますようお願いいたします。
また、すずなが安心して子育てできるよう、オスのムムと昨年生まれたオスの「トト」はおもにバックヤードで飼育管理をしていますが、ようすを見ながら母子との同居を進めています。日によって運動場に出ている個体が変わる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の出産で井の頭自然文化園のニホンカモシカは4頭(オス2頭、メス1頭、不明1頭)となりました。なお、日本動物園水族館協会の資料によると、2022年12月31日時点での国内飼育状況は、19の施設で44頭(オス33頭、メス21頭)です。
◎関連ニュース
ニホンカモシカのメス「すずな」が名古屋市東山動植物園から来園しました(2021年11月11日)
ニホンカモシカが生まれました(2022年7月8日)
(2023年04月28日)
(2023年06月09日:性別と名前について追記)