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ミナミコアリクイ、ついにお目見え──上野 2005/08/12
 上野動物園ではミナミコアリクイを飼育していますが、「ズー・エクスプレス」2004年6月4日号(No.167)でお伝えしたとおり、これまで展示していませんでした。そのミナミコアリクイの野外放飼場がこのたび完成。2005年8月13日(土)から公開します!

 新放飼場の場所は、バードハウス2階入口の前(アオメキバタン展示場の向かい側)。ただし、当分のあいだ、放飼場に出すのは午後2時30分から4時30分、1日2時間限定です。

 公開するミナミコアリクイは、2歳のオス「ココ」。2004年1月29日、母親とともにパラグアイからやってきました。ところが、母親は同年2月18日に死亡してしまいました。そこで、人工保育を試みた結果、ココは順調に成長。現在、粉ミルクやドッグフード、バナナ、アボカド、ゆで卵などを与えています。

 2005年8月8日の休園日、完成した放飼場にココを出してみました。放飼場の中を探検したり、木にのぼったり、ロープにつかまって上がったり下りたり。樹上性の動物なので、木登りは得意です。

 西園のイソップ橋の下にはオオアリクイがいます。大きさだけでなく、体色や行動のちがいなども観察してみてください。

・東京ズーネットBBの動画「ミナミコアリクイの人工哺乳」はこちらです(2004年3月15日撮影)。

写真上:放飼場全景(2005年8月13日)
写真中上:枝先までのぼるココ(2005年8月13日)
写真中下:ロープにのぼるココ(2005年8月8日)
写真下:放飼場全景(2005年8月8日)

(2005年8月12日)
(8月15日写真追加)



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