(2023年3月1日追記)2月23日に鳥インフルエンザ簡易検査陽性となったソデグロヅル1羽について国立環境研究所で遺伝子検査をおこなったところ、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)であることが判明しました。
また、多摩動物公園で飼育するソデグロヅルについて簡易検査を実施したところ、すべての個体が陰性でした。これら陰性個体は隔離施設に移動のうえ、健康観察を継続します。
(2023年2月23日追記)本日2月23日午前11時30分頃、ソデグロヅル舎で飼育しているソデグロヅル1羽の死亡個体を飼育担当者が発見しました。午後0時50分頃、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、陽性を確認しました。
(2023年2月18日追記)本日2月18日、発生が確認されたカモ池で飼育している鳥類全26羽について、感染拡大防止のために安楽死処置をおこない、発生場所周辺の消毒を実施しました。
(2023年2月17日追記)2月14日に簡易検査で陽性が判明したツクシガモについて、国立環境研究所による遺伝子検査が実施され、高病原性インフルエンザウイルス(H5亜型)であることが判明しました。多摩動物公園は臨時休園を継続いたします。また、発生が確認された場所(カモ池)で飼育している鳥類については、感染拡大防止のために全個体の安楽死処置をおこない、発生場所周辺の消毒を実施します。
鳥インフルエンザに関する注意喚起(
東京都報道発表より)
- 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。
- 同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、東京都環境局や、お近くの区市町村に御連絡ください。
- 周辺地域のみならず都民のみなさまにおかれましては、冷静な行動をお願いいたします。
(2023年2月14日発表)本日2023年2月14日(火)、多摩動物公園で飼育しているツクシガモについて簡易検査を実施したところ、鳥インフルエンザが疑われる事例が発生しました。今後確定検査をおこないますが、園内の防疫体制を強化するため、多摩動物公園は
2月16日(木)から当面の間臨時休園します(2月15日[水]は通常の休園日です)。大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
経緯
2月11日
11時頃 カモ池で飼育していたツクシガモ2羽の死亡個体を飼育担当者が発見。動物病院に収容。
2月14日
8時半頃 同じ池で飼育していたツクシガモ1羽の死亡個体を飼育担当者が発見。
10時頃 環境省の定める対応レベルに応じた野鳥サーベイランスにもとづき、鳥インフルエンザ簡易検査
を実施。3羽とも陽性を確認。
16時頃 同じ池で飼育していたツクシガモ2羽について簡易検査を実施したところ、1羽について陽性を
確認したため、安楽死処置を実施。
2月15日
8時頃 カモ池で飼育していたツクシガモ1羽の死亡個体を飼育担当者が発見。
17時頃 死亡個体のインフルエンザ簡易検査実施。陽性を確認。
これまでに多摩動物公園で実施してきた対策
・鳥類との「ふれあい」の中止(アジア園「ウォークイン・バードケージ」の閉鎖)
・野鳥飛来抑制のため、アジア園「水鳥池」の水抜き
・各動物舎での消毒槽及び消毒マット設置と関係者の手洗いの徹底
・消毒マットによる入園時の靴底の消毒
・園内へ進入する車両等の消毒の実施
・感染リスクの高い飼養鳥の移動・隔離(一部鳥類の展示中止)
・隔離しない園内飼養鳥ケージ上部に防鳥ネットの設置
今後の予定
(1)多摩動物公園について
死亡した個体4羽は検体を国立環境研究所に送り、確定検査をおこないます。確定検査の結果が出るまでに数日かかる予定です。検査の結果については別途お知らせいたします。また、園内飼育鳥類の健康管理及び死亡野鳥の監視態勢を強化するとともに、カモ池および周辺園路は消毒を実施し、感染拡大防止に努めます。
(2)上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園について
こちらのページをご覧ください。
(2023年02月14日)
(2023年02月15日:「今後の予定」を更新)
(2023年02月17日:高病原性鳥インフルエンザ判明について追記)
(2023年02月18日:安楽殺処置実施について追記)
(2023年02月22日:経緯に2月15日分を追記)
(2023年02月23日:ソデグロヅル簡易検査陽性について追記)
(2023年03月01日:ソデグロヅル1羽の高病原性について追記)