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かえるマンガ独占公開!! 謎の漫画家、あらわる
 └─葛西  2008/11/14

 プルルルル──ある日、水族園に一本の電話がかかってきた。

 「いま、カエルが大変というのはほんとうですか?」

 それが“彼”からの初コンタクトだった。彼は、「ある友人から聞いたのですが……」と続けた。私は彼にカエルが抱える深刻な問題について語った。

 私の話が終わると、彼は沈んだ声でこうつぶやいた。「知らなかった……。カエルの世界がそんなことになっていたなんて……」

 数日後、私のもとに一通の手紙とマンガがとどいた。マンガのタイトルは、「おねえさん と ささみくんと──さよならアンフィビアン」。ペンネームはノロゲンゲ。作者は電話をくれた“彼”だった。手紙のむすびには、この記されていた──「このマンガを、地球を愛するみなさんに」。その後、“彼”からのコンタクトはない。

 マンガ(表紙+6ページ)はこちらからごらんください(ページ下部のボタンでページをめくってください)。

 ※この物語はフィクションです。

〔葛西臨海水族園教育普及係 齊當史恵〕

 ※追記1:記事掲載後、ノロゲンゲさんから続編が届きました。こちらの記事をご覧ください

 ※追記2:その後の研究により、世界的に両生類への脅威となっているカエルツボカビは、東アジアでは古くから存在しており、日本の両生類は抵抗力をもっている可能性が示唆されています。

(2008年11月14日)



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