催し物
3/24 参加者募集!野生動物の保全に向けて──「東京動物園協会野生生物保全基金」報告講演会、テーマはヤンバルクイナ、ヒヨケザル、アイアイなど原猿類(3/12受付締め切りました)
 └─2018/03/02

追記:2018年3月12日(月)19:45、定員に達したため受付を終了しました。ご応募ありがとうございました。

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 東京動物園協会野生生物保全基金は、野生生物保全活動に取り組む方々の活動を支援するために助成金交付事業をおこなっています。助成対象となった保全活動について広く知っていただくために、報告講演会を開催します。会場は上野動物園内です。

 今回の講演は3題。保全対象動物は、ヤンバルクイナ、マレーヒヨケザル、そしてアイアイを中心とした原猿類です。申込は先着順。お早めにお申し込みください!

開催日時・場所

日時 2018年3月24日(土)13時30分〜16時
場所 上野動物園内 管理事務所3階
対象 80名

講演① ヤンバルクイナを野生に返す──絶滅回避のための放鳥の試み

 講師:金城貴也さん(特定非営利法人どうぶつたちの病院 沖縄)

 1981年の発見後、700羽程度に激減したヤンバルクイナ。これまで行政・民間・住民が一体となってヤンバルクイナを救うために活動をしてきました。現在、ヤンバルクイナの生息数は1,500羽程度にまで回復しています。しかし、依然として状況はきびしく、絶滅を回避したとは言いがたい状況です。飼育下で繁殖した個体を野に放す試みをつうじて明らかになった、放鳥のタイミングや放鳥のための訓練などについてお話しします。

◎講師プロフィール 沖縄県生まれ。帝京科学大学生命環境学部卒業。2013年から特定非営利活動法人どうぶつたちの病院沖縄に勤務し、ヤンバルクイナなどの生息域内保全を担当する野生生物保全研究部の研究員を務めている。

ヤンバルクイナ

講演② インドネシアのマレーヒヨケザルの保全に向けて

 講師:辻大和さん(京都大学霊長類研究所助教)

 マレーヒヨケザルは東南アジアの固有種です。名前に「サル」とありますが、霊長目ではなく皮翼目の動物です。飛膜を広げ、木々のあいだを滑空するという変わった特徴があります。ヒヨケザルがくらす森林は減少し続けていますが、生態などに関する基本情報はあまり多くありません。今回は継続して実施しているインドネシアでの調査、とくに電波発信機を用いた移動にまつわる生態や調査中に発生した「大量死」についてお話しします。

◎講師プロフィール 現在、京都大学霊長類研究所社会生態部門助教。主要研究テーマは、生息環境の季節的・年次的な変動が霊長類の生態に与える影響。これまでにニホンザルやリーフモンキーなどの霊長類、東京郊外の中型食肉類、インドネシアの野生動物を対象に、採食生態ならびに異種間の関係についての研究をすすめている。

辻大和氏撮影

講演③ マダガスカルの原猿類を訪ねて──アイアイを中心に

 講師:島泰三さん(日本アイアイ・ファンド代表)

 マダガスカルは5科約100種の原猿類が生息する、霊長類の多様性がきわめて高い地域です。とくに北部は、比較的狭い範囲に2種のシファカ属、3種のネズミキツネザル属、4種のイタチキツネザル属が見られ、アイアイも広く生息しています。しかし、その実態はほとんど明らかではありません。現地調査を通じて明らかとなった原猿類についてお話しするとともに、マダガスカルの自然の状況、そして未来に向けて取り組むべきことについてお話しします。

◎講師プロフィール 東京大学理学部人類学教室卒業。理学博士。マダガスカル国第5等勲位シュバリエ。論文、著書多数。1984年、アイアイ世界初の撮影に参加。以来アイアイの研究に取り組む。1990年から2001年まで国際協力事業団派遣専門家としてマダガスカルのチンバザザ動植物園へのべ6年3か月間滞在。2002年1月、日本アイアイ・ファンドを設立し代表に就任。2002年8月、マダガスカルアイアイ・ファンド名誉会長。

上野動物園のアイアイ


申込方法

 追記:2018年3月12日(月)19:45、定員に達したため受付を終了しました。
hozen2018@tokyo-zoo.netあてにメールにてお申し込みください。先着順に受け付けます。メールの題名は「保全基金講演会2018」とし、本文に①お名前(ふりがな)、②年齢、③メールアドレス、④電話番号をお書きください(住所は不要です)。参加証となる参加案内は、受付後、メールで添付ファイルとしてお送りいたしますので、誠にお手数ですが、印刷してご持参ください(入園が無料となります)。

 1通で複数名のお申し込みも可能です。その場合、代表者以外の方は①お名前(ふりがな)と②年齢をお伝えください。

  • 先着順で受け付け、定員に達ししだい、このページでも告知します。追記:2018年3月12日(月)19:45、定員に達したため受付を終了しました。ご応募ありがとうございました。

     なお、参加証となるPDFをEメールで送信いたしました。メールが届いていない、印刷環境がない、などの方は、下記電話番号、あるいは上記アドレスあてにご連絡ください。

  • 受け付けた方には、追って参加証をメールにて一斉に発送いたします(逐次発送ではありませんので少々お待ちください。前項にありますとおり、このページに「締め切りました」の表示がないかぎり、受け付けをいたします)。

  • @tokyo-zoo.net および@tzps.or.jp からのメールが受信できるよう迷惑メールフィルターなどの設定をお願いいたします)。

  • お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用いたします。また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。


お問い合わせ

 東京動物園協会野生生物保全基金事務局 03-3828-8235

(2018年03月02日)
(2018年03月12日:定員に達したため受付終了)


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