井の頭自然文化園は、2000年から東京都と韓国ソウル特別市の友好都市提携の10周年記念事業の一環として贈られたアムールヤマネコの飼育・繁殖に取り組んできました。2006年からはそれまでに培ったアムールヤマネコの飼育経験をもとに、長崎県対馬に生息する絶滅危惧種ツシマヤマネコの保全に貢献するため、環境省と日本動物園水族館協会が進めるツシマヤマネコ保護増殖事業にも加わり、保護と繁殖にも取り組んでいます。
このたび、ツシマヤマネコの保全を伝えるためのイベント
「ヤマネコ祭2022」において、ヤマネコの保全に関する講演会を開催します。テーマは、「海外の事例から知るヤマネコの保全活動」です。(財)台北動物保全教育基金会の
張東君氏をお招きして、タイワンヤマネコの保全活動についてお話をしていただきます。井の頭自然文化園の職員からは、ツシマヤマネコの保全と、今年生まれたアムールヤマネコの繁殖を中心に報告します。
希少な野生生物の保全活動に関心のある方々のご参加をお待ちしています。

ツシマヤマネコ
日時 2022年10月29日(土) 13時30分~16時30分
場所 動物園(本園)資料館2階 集会室
※YouTubeチャンネルでオンライン配信もおこないます。
対象 どなたでもご参加できます
※内容は小学校高学年以上を対象としています。
定員 40名(オンライン参加の定員は100名) ※事前申込制(先着順)
参加費 無料(入園料も無料となります)
内容
◆講演1「井の頭自然文化園が取り組むヤマネコの保全と飼育」
唐沢瑞樹(井の頭自然文化園 飼育展示係)
◆講演2「タイワンヤマネコの保全活動」
張 東君 氏((財)台北動物保全教育基金会)
【張氏要旨】
タイワンヤマネコ(石虎)は台湾に生息するベンガルヤマネコの亜種です。生息数は450〜650頭と絶滅の危機にあり、台北市立動物園と特有生物研究センターなどの数か所で飼育・繁殖、野生復帰事業に取り組んでいます。その状況について報告します。
【張氏プロフィール】
台湾大学卒、京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程修了。元台北動物園シニアキュレーター、(財)台北動物保全教育基金会に所属(コーディネーター)。野生動物の保全や普及啓発活動に従事。余暇で執筆、翻訳、通訳もしている。著書と翻訳本が260冊を超えている。
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張東君氏 | ボルネオゾウの保全にもかかわっている |
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、井の頭自然文化園教育普及係までご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】井の頭自然文化園 教育普及係
0422-46-1100(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】2022年10月
27日(木)28日(金)送信分まで有効
※締切前に定員に達した際は、井の頭自然文化園公式サイトでお知らせします。
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応募はひとり1回に限ります。
同じ応募者による複数回の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
(2022年10月10日)
(2022年10月27日:募集期間の延長について追記)