催し物
2/12 彫刻館特設展関連企画・本田公夫講演会「私と動物画と動物園」参加者募集!
 └─2017/12/15

 井の頭自然文化園では、2017年12月15日から彫刻館特設展──Art and the Zoo Vol.4 本田公夫作品展「消えゆく隣人たちのポートレート」を開催しています(特設展のお知らせはこちらをご覧ください)。


 特設展に合わせて2018年2月12日(月・祝)、本田公夫さんの講演会を開催します。

 本田さんは、野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society、WCS)展示グラフィックアーツ部門スタジオマネージャー。動物園の中で非常に重要な役割を担っている「情報を伝える」立場から、これまでどのように動物と動物園のことを伝えてきたか、ご自身の経験をふまえてお話しいただきます。動物園の展示の取り組みに関心のある方はぜひご参加ください。

 日時 2018年2月12日(月・祝)13時30分~15時30分(講演90分、質疑応答30分)

 会場 井の頭自然文化園(動物園)彫刻館B館

 定員 100名

 参加費 無料(講演参加者は入園料も無料になります)

講演テーマ「私と動物画と動物園」

講師 本田公夫氏

 野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society、WCS)
 展示グラフィックアーツ部門スタジオマネージャー

本田さんから

 動物と動物園と絵を抜きにして私の人生を語ることはできません。講演会では、私と動物画について、そしてそれが動物園・水族館の展示に関する現在の仕事とどう結びついているかをお話しします。私たちの展示に対する取り組み方とその具体的な例もご紹介します。
 私自身の絵画やグラフィックデザインについて、これまでの経験や影響を受けた人々についてお話しするとともに、動物園のサインと立体構造物のデザインの双方に視点を置く「環境グラフィックデザイン」をご紹介し、WCSの展示グラフィック部門でどのようにデザインのプロセスが進められているのか、その実態を「メッセージを伝える」という観点から解説します。
 具体例として、私が関わってきた事例をいくつか取り上げます。たとえば、ブロンクス動物園の「バタフライ・ガーデン」(植栽景観に調和した体験的解説展示)、「マダガスカル!」(自然環境を再現した空間の臨場感を壊さず体験的な解説を織り込む工夫)、「オオトカゲ展示」(既存の古い建築デザインを尊重した解説サイン)、セントラルパーク動物園の「ユキヒョウ展示」(建築空間と造園空間、さらには動物園を取り囲む景観と解説の関係を重視したデザイン)など。
 ニューヨーク水族館で現在工事の最終段階にあるサメ館についても制作過程を少しご紹介します。

本田公夫さんプロフィール

 1958年、長崎県長崎市生まれ。慶應義塾大学商学部卒。子どもの頃から大の動物園好きで中学のころには東京動物園協会の動物愛好会(現:東京動物園友の会)に入会。また、絵画、写真、グラフィックデザインにも強い興味を持ち、西山登志雄氏の勧めでペン画を始める。会員誌「どうぶつと動物園」には学生時代から四半世紀以上にわたりイラストや文章を寄稿。大日本印刷(株)海外営業部、DNP (America), Inc.、シンシナティ動植物園を経て、現在、野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society、WCS)展示グラフィックアーツ部門スタジオマネージャー。

野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society、WCS)

 「ニューヨーク動物学協会」としてブロンクス動物園設立のために創立され、同園とニューヨーク水族館の経営母体。その他にセントラルパーク動物園などニューヨーク市の動物園3園の運営を受託すると同時に、世界60か国で保全活動をおこなう世界最大級の環境保全NGOでもある。展示グラフィックアーツ部門はランドスケープからサインに至るまで、デザインと施工、維持管理を受け持つ点で世界中の動物園にも類例を見ない。


本田さんがデザイン・施工管理したセントラルパーク動物園のヒグマの解説展示

応募方法

 往復はがきまたはEメールで以下のとおりお申し込みください。

往復はがき

 代表者の住所・氏名・電話番号、参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢を明記のうえ、以下の宛先までお申し込みください。

  【宛先】〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園「本田公夫講演会」係
  【締切】2018年1月26日(金)当日消印有効

Eメール

 art2018@tokyo-zoo.net宛に、件名を「本田公夫講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、自動返信などによる確認メールの送信はありません。

  【締切】2018年1月26日(金)送信分まで有効

※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせいたします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用いたします。また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

託児サービス

 本講演会の開催時間中、0歳〜就学前までのお子さんの託児サービスを実施します。ご希望の方は、申込時に託児を希望するお子さんの年齢(講演会実施日現在)と人数をご連絡ください。料金は無料です。

※受け入れられる人数に限りがありますので、応募多数の場合は抽選となります。なお、託児サービスについては外部業者に委託します。

(2017年12月15日)
(2017年12月27日訂正)


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