繁殖をめざして、2003年12月3日にメキシコのチャプルテペック動物園からやってきたジャイアントパンダのシュアンシュアン、メス、16歳。
メキシコから飼育担当者もいっしょに来日しましたが、シュアンシュアン用の餌が、リンリンとはちがって「おかゆ」なのでした。レシピは簡単。できあがったおかゆをボールにあけます。ミキサーにかけたリンゴ、同じくミキサーにかけたニンジンを加え、さらに栄養剤を入れてできあがり。
おかゆを与えるとき、切ったリンゴも用意しますが、これはシュアンシュアンを誘導するためのもの(シュアンシュアンはリンゴが大好き)。シュアンシュアンは、この野菜入りおかゆを10分ほどでたいらげます。
一方のリンリンは、麦を入れて炊いたご飯に馬肉スープを加え、そこに栄養剤を足してからミキサーへ。トウモロコシ団子やニンジン、イモ、ナツメなどもメニューに含まれています。
シュアンシュアンは元気いっぱい。放飼場のササもすごい勢いで食べています! そのようすをとらえたビデオは、来週12月25日に公開します!
・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」の
ジャイアントパンダはここ(鳴き声と動画もあります)
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先週のニュースで、メキシコの子どもたちがシュアンシュアン Shuan Shuan のことをスペイン語で Doble Doble と書いていた、とお知らせしましたが、メキシコからいっしょにやってきた飼育担当者の話では、「双子で生まれたから doble (英語のdouble)」とのこと。ただし、シュアンシュアンといっしょに生まれたもう1頭は、死んでしまったそうです。
そうなると、あてるべき漢字は「双双」なのかもしれませんが、中国語の「双」は Shuan ではなく Shuang。途中で何かが変化したのかどうか、真相は不明です。
写真上:シュアンシュアンの体調チェック
写真中:メキシコから来日した飼育担当者
写真下:リンゴとニンジン入りおかゆ
(2003年12月20日)