メールマガジン「ズー・エクスプレス」No.60でお知らせしたカナダヤマアラシのペアが、4月19日に子どもを産みました! 妊娠の徴候はあまりはっきりしたものではありませんでしたが、1頭を出産。雌雄はまだ不明です。
母子で休んでいることの多い寝小屋は、もとツチブタの寝小屋です。お母さんから今もおっぱいをもらっていますが、ときどき外に出てくるようになりました。
子どもも木にものぼります。とはいっても、両親とおなじで、木登りはじょうずには見えません。ただし、おとな2頭は落ちそうで落ちないのですが、子どもは1メートル半くらいの高さから落ちたこともあったとか。まだ練習中?
展示場所は、西園小獣館。1階を抜け、外に出てすぐ左手の放飼場です。餌は、サツマイモ、ニンジン、リンゴ、葉食いザル用ペレットなど。
子どもの体重はまだはかっていないので、今度すきを見て調べる予定です。でも、人間が近づくと、一人前に威嚇してくるとのこと。体は真っ黒で、刺毛はやわらかそうにも見えますが、これもすでにしっかりした「針」になっています(刺毛は生まれてすぐ硬くなるようです)。
父親が近づいても、威嚇するそうですよ……。
寝小屋から出てくるのは、朝か夕方が多いようなので、そのころ見に来てください! ヨロヨロ(?)と歩いているすがた見られるかも!
(写真はいずれも2003年5月1日撮影)
(2003.5.3)