上野動物園子ども動物園では、2011年のうさぎ年にちなんで新しいウサギのなかまを迎えました。
みなさんとのふれあいはもう少し先になりそうですが、人なつっこい5頭を紹介します。
5頭とも生まれてからまだ1年もたっていない子ウサギたちで、ネザーランドドワーフという種類のオス1頭とメス2頭、ホーランドロップのメスが2頭、ミニレッキスのメスが1頭です。
ドワーフのメス2頭は同じ部屋でなかよくくらしています。周りのものすべてに興味津々で、人に対しても怖がることもなく、走り寄ってきては小さな前足をこちらの体にもたせかけ「なになにっ?!」といった感じで鼻を近づけてきます。
ロップ2頭とレッキスは同じ部屋で生活しています。最初一緒にしたときはお互いに追いかけまわし、これは別々にしたほうがよいかもしれないと考えました。しかし、少しすると部屋の隅と隅で落ち着き、それから数日たった今では、お互いを枕にするように寄り添って寝ていたりします。この3頭はとにかく食欲旺盛で、ひとつのお皿に一緒に顔を突っ込んでもりもり食べています。
さらにはジャンボななかまが加わりました。その名もジャンボウサギです。フレミッシュジャイアントのオスが1頭と、秋田ジャンボのオス1頭メス1頭です。3頭は「ウサギとモルモットのお家」前で3頭一緒に生活しています。外に出すと、朝から一生懸命に穴を掘るので放飼場は穴だらけ。穴掘りに疲れると、互いに体を寄せ合って寝たり、大きな体を穴に横たえて休んだりしています。すぐ近くにはもう一つのウサギ広場がありますので、そこにいるウサギたちと見比べてみてください。見ただけではっきり違いますが、体重はなんと4キログラムも違います。でもじつは、ジャンボウサギたちはまだまだ子どもで、これから大きくなると10キログラムほどにもなります。ちなみに広場のウサギたちは立派な大人で、もう大きくなることはありません。
ますますにぎやかになったウサギのなかまたちをぜひ見に来てください。
なお、このウサギたちは、干支展開催中の2011年1月30日(日)までは、会場の西園「ズーポケット」でごらんください。時間は午前10時から午後3時までです(干支展については
こちら)。
写真:一緒に餌を食べる(左)ミニレッキス(右)ホーランドロップ
〔上野動物園子ども動物園係 島村直子〕
(2010年12月24日)