多摩動物公園では、
「世界チンパンジーの日」企画として2023年7月6日(木)〜9月26日(火)に使用済み携帯電話とスマートフォンの回収をおこないました(
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携帯電話やスマートフォンには「レアメタル(希少金属)」が含まれており、アフリカではその採掘のために、チンパンジーやゴリラの生息地が破壊されています。そこで、レアメタルのリサイクルを通じてこの問題について広く知っていただくことを目的に、回収ボックスを設置しました。
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ウォッチングセンターに設置した回収箱 | サマーナイトでの告知 |
その結果、期間中に216個の携帯電話・スマートフォンが集まりました。これらは全て、回収・リサイクル専門の企業へお渡ししました。さらに、回収の対価として生じた23,100円を特定非営利活動法人ジェーン・グドール・インスティテュート・ジャパンに全額寄付しました。
私たちの日常生活と野生動物の生息地の破壊は、思わぬ形で繋がっています。今回の活動を通じて、その事実を多くの方々に知っていただけたことを大変嬉しく思います。
使用済みの携帯電話・スマートフォンを寄付してくださったみなさま、本当にありがとうございました。みなさまのご協力が、チンパンジーたちの未来を少しでも明るくする一助となったことでしょう。

ジェーン・グドール博士からのメッセージ多摩動物公園へ
長年にわたり ジェーン・グドール・インスティテュートのために尽くしてくださったこと、そして7月14日の世界チンパンジーデーに協力してくださったことに心から感謝いたします。次の訪問でお会いできることを楽しみにしています。
2023年7月東京、ジェーン・グドール(翻訳・全文)
(2024年03月28日)