“ベラ科”っていう種類の魚の中には、
最初はメスで、体が大きくなったらオスになる物がいるんだって。
今、メスなのか? オスなのか? 体の色模様でわかるらしい。
変わる途中の時っていうのも、あるんだって。
すごいねぇ。
因みに、ボクは生まれた時からオスです。
あれ、何だろう?
半分土の中に潜って口をあけてるぞ・・・。
何が入っているのかなぁ。
「ボクは、ブルズアイジョーフィッシュのお父さんです。
大切な卵を口の中に入れて、守っています。
あまりお喋りしすぎて、飲み込んじゃうと大変だから、
自己紹介はこのくらいにします。
でも、卵からかわいい稚魚が生まれたら、また見にきてね」

(ブルズアイジョーフィッシュ→1F 太平洋U→バハカリフォルニア)
海の生き物って、いろいろな所で子育てするんだなぁ。
口の中、お腹の中、海草や珊瑚の中、土の中や岩の下。
ナーサリーフィッシュのお父さんは、額の先がフックのように突き出ていて、
そこに卵をひっかけて育てるんだって。

(ナーサリーフィッシ→1F 太平洋U→オーストラリア北部)
それに、子育ての方法もいろいろ。
オスが育てたり、メスが育てたり、ペアで育てたり、
自分ひとりで生きていくタイプもいる。
できるだけ種の保存ができるように、
さまざまな知恵をしぼって工夫しているんだね。
太平洋の次は、どこだろう・・・なんだか暖かい海だなぁ。
それに、カラフルで綺麗な魚が多いぞ。
「いらっしゃ。ようこそインド洋へ」
「さあ、あなたも一緒に踊りましょう」
「え!ボクは踊れないよ・・・」
「大丈夫、波に身をまかせて」
「さあ、さあ、ここは陽気な南の海」
「毎日が、パーティーなのよ」
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