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2022年度(第58回)高碕賞の作品決定! アカガシラカラスバトの自然繁殖について解説動画を掲載しました
 └─2023/03/14(06/30動画追加)
(2023年6月30日追記)
 高碕賞受賞作品「多摩動物公園におけるアカガシラカラスバトの自然繁殖への取り組み」について、受賞者による音声付き解説動画を公開しました。本ページのこちらをご覧ください



(2023年3月14日:高碕賞受賞作品決定についてお知らせ)
 東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」(年4回発行)にこの1年間に掲載された記事や写真を対象として選定される高碕賞(※)がこのたび決定しました。
※「高碕賞」は、動物園の発展振興に尽力した東京動物園協会第2代会長、故・高碕達之助氏(1885~1964、経済企画庁長官、通産相)を顕彰し、1965年に制定されました。東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」に掲載された記事や写真を対象に、動物園事業の発展振興、動物愛護精神の普及に特に寄与したと認められたものに贈られます。

高碕賞(本賞)

 2022年度(第58回)の高碕賞(本賞)には、2022年夏号に掲載された「多摩動物公園におけるアカガシラカラスバトの自然繁殖への取り組み」(多摩動物公園 野生生物保全センター 小島善則)が選ばれました。

授賞理由:
 絶滅が危惧される貴重な鳥を人工孵化から自然繁殖へと発展させ、個体数を増やし、野生復帰への道をひらいたことや、その間に繁殖習性の知見を得たことが評価されました。地上性の鳥の交尾や抱卵、ハト独特の育雛、限られたファウンダーからペアを見出し環境を整えてきたこれまでの取組みがよくわかる記事であり、野生個体の導入や傷病個体の活用の好例であるとして、授賞に至りました。

 記事はPDFファイルでご覧になれます。なお、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応として表彰式および受賞記念講演会はおこないませんが、受賞者による解説動画を後日公開する予定です。(追記:解説動画を本ページに追加掲載しました


PDFのダウンロード

(2023年6月30日追記)受賞者による音声付き解説動画(約30分)を公開しました。記事掲載後の新知見や貴重な育雛のようすなどをご覧ください。


奨励賞

 奨励賞は以下の写真3作品です。いずれも動物園ファンならではの観察眼によって、動物の豊かな表情や特徴をうまくとらえた作品として選ばれました。


上野動物園のミナミコアリクイ(2022年春号/読者の誌上写真展)
花澤伸枝さん撮影


上野動物園のハシビロコウ(2022年夏号/読者の誌上写真展)
吉岡真一さん撮影


上野動物園のニホンザル(2022年秋号/読者の誌上写真展)
平賀雅枝さん撮影

雑誌「どうぶつと動物園」最新号のご案内

東京動物園友の会のご紹介ページはこちらです。どなたでも入会できます。年会費は一般会員2,000円、ジュニア会員1,000円です。

(2023年03月14日)
(2023年06月30日:解説動画公開)




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