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ヤギの子どもたちのその後と手洗い場の設置
 └─2012/07/06

 2012年多摩動物公園のヤギ舎では、3月と4月に子ヤギが生まれとても賑やかです。

「2年ぶりにヤギ誕生」(2012年05月04日)

 「タン」親子と「ヒメ」親子は、しばらく同じ部屋にいたせいかヒメの2頭の子ヤギが、生まれたころからタンとじゃれて遊んでいました。外に出るようになってからも、タンのそばには、タンの子どもの「マメタ」と、ヒメの子どもの「きなこ」「あん」が寄り添っていることが多く、まるで3頭ともタンの子どものようです。

 とくに「きなこ」はタンの背中が大好きで、ただ乗るだけではなく、背中で反芻をします。背中のきなこと乗せているタンがそろって反芻しているようすは、仲の良い親子そのものです。

 ただし、お乳を飲むときとびっくりしたとき、きなこはちゃんと間違わずにお母さんのヒメのところに行きます。

 かわいい子ヤギはつい触ってみたくなります。ヤギの中には、人なつっこく近寄ってくるものもいて、思わず触ってしまうこともあると思います。
 多摩動物公園では、ヤギのふれあいをおこなっていませんが、どうしてもヤギに触れてしまうこともあると思います。そこでヤギ舎の脇に手洗い場を新たに作りました。洗い場の脇には、かわいい石けん置きもできました。ヤギを触った後は、この手洗い場で石けんを使って手を洗いましょう。

 ヤギは、家畜伝染病予防法という法律に従って飼育しており、今回の手洗いのお願いは、この法律に基づいています。決して、ヤギが汚いわけではありませんが、ヤギと人がともに安全に過ごすために必要なことですのでご理解ください。

写真上:まるで親子?「タン」と「きなこ」
写真下:新設の手洗い場

〔多摩動物公園南園飼育展示係 土屋泉〕

(2012年07月06日)



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