催し物
鯉のぼり飾りが復活しました! オリジナル鯉のぼりも泳ぎます
 └─ 2022/04/19
 上野動物園では2009年から2017年まで、4月下旬から5月上旬にかけて園内で鯉のぼりを飾っていましたが、周辺の工事にともない2021年まではお休みしていました。2022年3月に新たな正門が完成して運用が始まったことを記念して、5年ぶりに鯉のぼり飾りが復活しました!
 正門入ってすぐ、約9メートルの高さに張られたロープに19りゅうの鯉のぼりが泳いでいます。そして、東園と西園をつなぐいそっぷ橋にも鯉のぼり20りゅうを飾り、子ども動物園すてっぷから楽しんでいただくことができるようにしました。

 これらの鯉のぼりは、職員が家庭で使っていたものです。子どもの成長にともない飾る機会がなくなった鯉のぼりを、また多くの方々に楽しんでいただけるようにと集めました。

正門前の鯉のぼり
いそっぷ橋の鯉のぼり

 正門の鯉のぼりには、開園140周年企画のひとつ「教えてください!あなたのSDGsアクション-動物たちにできること」でおこなったアンケートの結果をもとに制作したオリジナル鯉のぼりが混ざっています。

 SDGsの目標について以下の4つから、特に実践していきたい目標について、開園140周年特設インスタグラムでアンケートをおこないました。24時間限定で実施し、277名の方から回答をいただきました。

回答結果は以下のとおりです。
目標12(つくる責任・つかう責任) 108人
目標14(海の豊かさを守ろう)38人
目標15(陸の豊かさも守ろう)63人
目標16(平和と公正をすべての人に)68人

 この結果をもとに、白地の鯉のぼりに色付けをおこないました。色付けには、ジャイアントパンダが食べ残したタケと布用絵の具を使いました。パンダはタケの葉の部分だけではなく、かん(茎にあたる部分)も食べます。タケの稈は、ひとつひとつ太さや厚み、硬さが異なっており、かんを食べるときにパンダの歯にかかる負担を少しでも軽減するために、毎日飼育係がナタを使ってタケを縦に割っています。この割られたかんをスタンプのように使用してみたところ、半月型の模様になり、鯉のぼりのウロコを表すことができました。アンケート結果に応じた色の割合になるように、それぞれの色をスタンプする回数を数えながら色を付けました。制作は、園長をはじめ動物園で働くさまざまな業種の職員がおこないました。

アンケートをもとに制作したオリジナル鯉のぼり
色付けの様子

 アンケートに回答していただいた皆さまと、動物園職員とでつくり上げたオリジナル鯉のぼり。これからも動物たちのために取り組みを進めていく決意を込めて大空に掲げました。ご来園の際はぜひ鯉のぼりが泳ぐ空を見上げてみてください。

鯉のぼり飾りの実施期間
 2022年4月12日(火)~5月8日(日)予定


(2022年04月19日)




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