東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」(年4回発行)にこの1年間に掲載された記事や写真を対象として選定される
高碕賞がこのたび決定しました(
高碕賞とは)。
井の頭自然文化園で表彰式と受賞記念講演をおこないます。参加無料(入園料は必要です)、事前のお申し込み不要です。直接会場にお越しください。どなたでも参加できます。
日時 2024年3月16日(土)13:30〜15:00(予定)
※13時15分から受付開始
会場 井の頭自然文化園 彫刻館B館(定員80名、自由席)
表彰式(13:30)
・主催者挨拶・表彰状授与
公益財団法人東京動物園協会理事長 今村保雄
・選考結果報告
高碕賞選考委員長、恩賜上野動物園長 福田豊
受賞作品
◆高碕賞(2件)
◎ 「オンラインでつながる学びの場──コロナ禍での新たな取り組み」
天野未知(東京動物園協会教育普及センター)、古坂志乃(上野動物園)、
木下哲(多摩動物公園)、市川啓介(葛西臨海水族園)、山崎彩夏(井の頭自然文化園)
◎(2記事で1作品)
「チンパンジーの未来に向けて──人工授精成功への道のり」
野田瑞穂(多摩動物公園)
「精液を保存し、人工授精に備える──チンパンジー繁殖に向けた野生生物保全センターの取り組み」
髙柳真世(東京動物園協会野生生物保全センター)
◆奨励賞(写真投稿3件)
◎多摩動物公園のレッサーパンダ 中山理恵さん
◎上野動物園のオオワシ 田代眞知子さん
◎上野動物園のレッサーパンダ 山口恵美さん
受賞記念講演(14:00)
「つなぐ活動の今までとこれから」(約20分)
天野未知(東京動物園協会 教育普及センター所長)
動物園・水族館での教育普及活動は、みなさんと生きものや自然を「つなぐ活動」といえるでしょう。つなぐ活動の今までと、オンラインという新たな手法が加わることで広がった、これからについてお話します。
「チンパンジー繁殖に向けた人工授精の取り組み」(約20分)
髙柳真世(東京動物園協会 野生生物保全センター)
国内で希少になった野生由来のチンパンジーの遺伝子を残すために、動物との信頼関係のもと、多摩動物公園や東京動物園協会の運営する野生生物保全センターなど関係者が一丸になって取り組み、人工授精による繁殖に成功しました。成功にいたるまでの道のりをお話しします。
動物園ニュース特別編(14:45)
「最近の井の頭自然文化園の話題いろいろ」(約15分)
金子美香子(井の頭自然文化園長)
高碕賞について
「高碕賞」は、動物園の発展振興に尽力した東京動物園協会第二代会長、故・高碕達之助氏(1885~1964、経済企画庁長官、通産相)を顕彰し、1965年に制定されました。東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」に掲載された記事や写真を対象に、動物園事業の発展振興、動物愛護精神の普及にとくに寄与したと認められたものに贈られます。
今回高碕賞を受賞したオンラインの教育プログラムに関する記事は「どうぶつと動物園」2023年春号に掲載、チンパンジーの繁殖に関する記事は2023年夏号に掲載されました。
※東京動物園友の会の
ご紹介ページはこちらです(どなたでも入会できます。年会費は一般会員2,000円、ジュニア会員1,000円です)
(2024年02月28日)