ニホンカモシカの「ムツ」(オス)を
盛岡市動物公園ZOOMO(岩手県盛岡市)へ移動することになりましたので、お知らせします。
ムツは2024年6月21日に、母親の「すずな」と父親の「ムム」の3番目の子として誕生しました。好奇心旺盛ながらも少し怖がりな一面があり、飼育係がエサを運んでいる際にも、近づいてきたと思ったら、きびすを返して走り去る場面が多くありました。また、母親のすずなに常に寄り添う甘えん坊の一面もありましたが、2025年7月にすずなが、オスの「ナツ」を出産すると、ムツが母親から離れて行動することも増えました。そして、ムツがナツの相手をする様子も見られるようになり、成獣のカモシカへと着実に成長していると感じられるようになりました。
井の頭自然文化園では、公益社団法人日本動物園水族館協会や国内の動物園どうしで相互協力して、遺伝的多様性を維持しながらニホンカモシカの飼育個体数を増加させるために、同種の繁殖に取り組んでいます。今回の移動は、公益社団法人日本動物園水族館協会が作成した「ニホンカモシカ管理計画」に基づくものです。
なお、移動については2025年11月4日(火)を予定しています。
公開終了日は2025年11月3日(月)の予定です。

ニホンカモシカ「ムツ」
(撮影日:2025年10月6日)
(2025年10月27日)