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特設展「外来生物はどこからどうしてやってきたの?」
 └─井の頭 2008/01/25

 日本の川や池では、ブラックバス(オオクチバス、コクチバス)やブルーギルなど、外国から来た外来生物が生態系に大きな影響を与えています。また、コイなどのように、国内のほかの地域から持ち込まれた場合も、持ちこまれた環境にとっては外来生物であり、同様の問題を引き起こすことがあります。最近では、ペット用に輸入された生物が捨てられ、外来生物として増えている例も多数報告されています。

 今回の特設展示では、外来生物がどこから、どうしてやって来たのかに注目し、今後、外来生物を増やさないようにするためにはどうすべきかをパネルで解説します。

期間 2008年2月23日(土)~4月6日(日)
場所 井の頭自然文化園 水生物館

展示予定の生物

◎特定外来生物──カミツキガメ、オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ、ウシガエル、カダヤシ、オオフサモ

◎外国産種(要注意外来生物)──アメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメ、タイリクバラタナゴ、オオタナゴ、オオカナダモ

◎国内移動種──オヤニラミ、ヌマチチブ、コイ、カワムツ、メダカ、モツゴ、ムギツク、ギギ、ワタカ、スッポン

※特定外来生物:外来生物のうち、特に生態系への被害が認められるものとして外来生物法で指定された生物

※外国産種(要注意外来生物):外来生物法の規制対象外であり、飼育等の規制はないが、生態系に悪影響をおよBぼしうるため、適切な取り扱いが必要な生物

※国内移動種:在来種だが、従来の分布地でない場所に移動させられ、そこで定着、繁殖している生物

(2008年01月25日)



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