恩賜上野動物園では、太平洋戦争の終結から80年となる終戦の日に合わせて、戦時中に上野動物園で命を落とした動物たちと、悲しい出来事を乗り越えて復興に尽力した動物園職員の姿を紹介するイベントを実施します。

戦後80年企画 メインビジュアル
デジタルスタンプラリー
上野動物園の東園にある3つのポイントを巡りながら、スタンプを集めます。80年前に起きた出来事や、先人たちが動物園に託した思いに触れることで、平和の尊さについて考えるきっかけとしていただければ幸いです。
期 間 2025年8月5日(火)〜31日(日)
時 間 9時30分〜16時30分
対 象 ご来園された方はどなたでもご参加いただけますが、
デジタルスタンプラリーの参加はスマートフォンからのみ可能です。
参加方法 スマートフォンを利用したデジタルスタンプラリーです。
①各門に掲出された二次元コードを読み取ってスタンプラリーサイトにアクセス。
②園内のラリースポットに掲出されている二次元コードを読み取ってクイズに回答し、
正解するとスタンプがもらえます。
③スタンプを3つ集めると、特典画像をご覧いただけます。
パネル展示
デジタルスタンプラリーの内容に合わせ、太平洋戦争中から終戦直後にかけての上野動物園のようすを、写真や解説パネルで紹介します。
期 間 令和7年8月5日(火)~8月31日(日)
時 間 9時30分~16時30分
対 象 ご来園された方はどなたでもご覧いただけます。
場 所 ①慰霊碑横テント
太平洋戦争中から終戦直後にかけての上野動物園の様子を撮影した写真を掲出します。
②東園総合案内所横にある「UENO ZOO STUDIO(うえのズースタジオ)」
昭和18年(1943年)の夏、上野動物園で実施された「戦時猛獣処分」により死亡した
動物の剥製を展示します。
絵本『かわいそうなぞう』の読み聞かせ
土家由岐雄さんの絵本『かわいそうなぞう』の読み聞かせを行います。
絵本『かわいそうなぞう』は、太平洋戦争中の上野動物園でゾウをはじめとする多くの動物たちが命を奪われたという悲しい出来事を描いた物語です。
このお話は、昭和18年の夏に上野動物園で実際に行われた「戦時猛獣処分」をもとに書かれました。この絵本を、東京動物園ボランティアーズ(TZV)の方々が読み聞かせを行います。
太平洋戦争の終結から80年が経った今もなお、世界では戦争や内乱が続き、多くの人々や動物たちが犠牲となっています。また、人間の活動によって、多くの野生動物が絶滅の危機に瀕している現状もあります。
戦時中の動物園の出来事を振り返ることで、人間と動物がともに幸せに共存する未来について考えるきっかけとなれば幸いです。

『かわいそうなぞう』つちやゆきお 文たけべもといちろう 絵/金の星社 刊
日時
2025年8月14日(木)①12時〜12時30分
②12時40分〜13時10分
③13時20分〜13時50分
④14時〜14時30分
2025年8月15日(金)①12時〜12時30分
②12時40〜13時10分
③13時20分〜13時50分
④14時〜14時30分
場所 西園 子ども動物園すてっぷ しのばずラボ
定員 各回15名程度
※各回開始時刻の10分前から先着順で受付します。途中参加はできません。
※読み聞かせ中の動画の撮影はお控えください。
※8月14日、15日の11時~15時の間は、しのばずラボの展示は中止します。
(2025年07月24日)