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シフゾウの赤ちゃん、2頭誕生!──多摩 7/12
 5月8日と6月18日、シフゾウの赤ちゃんが2頭生まれました。どちらもメスの赤ちゃんです。

 5月8日に生まれた子は、「風薫る五月」にちなみ、「薫」(カオル)と命名されました。父親は「マック」(9歳)、母親は「ナターシャ」(7歳)。ナターシャは1999年の5月、マックとのあいだでメス1頭を出産しており、今回は2回目の繁殖です。

 1999年に生まれた第1仔は「メイ」と名づけられ、すくすくと育ちましたが、血統管理のため、2000年12月、おなじくシフゾウを複数飼育している熊本市動植物園にお嫁に行きました。

 メイのかわりに熊本から2000年11月にやってきたのが「エリー」(1998年5月熊本生まれ、4歳)です。このエリーが6月18日、メスを出産しました。父はマックで、「葵」(アオイ)と名前をつけました。

 先に生まれた「ナターシャと薫」親子は、観覧通路奥の放飼場で6月から公開していましたが、7月5日から、午前は「ナターシャと薫」親子、午後は「エリーと葵」親子を交替で放飼場に出しています。

 生まれが1か月ちがうと、子どもの大きさもかなりちがいます。シフゾウの赤ちゃんの背中に見られる白い斑点も、薫にはまだありますが、お姉さんの薫にはもう見られません。午前と午後、シフゾウの展示場に立ち寄って、赤ちゃんのちがいをくらべてみてください(生まれて2か月もたつと、長い毛が生えてきて斑点はうすくなり、見えなくなってしまいます)。

〔多摩動物公園飼育課 金子美香子〕

(写真は上が薫、下が葵)



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