12月18日より、西園の小獣館地階でウマヅラコウモリを公開しています。
昼夜を逆転させた「夜の動物たち」の世界を奥にすすむと、ガラスのむこうで、からだの大きなコウモリが2頭、耳をピクピクさせながら、木の枝からぶらさがっていることでしょう。どちらもメス(年令不明)です。
ウマヅラコウモリはアフリカ中部から西部に生息し、マンゴーやバナナなどの熟した果実を食べてくらしています。アフリカ最大のコウモリであり、体長は20~30センチていど。オスは翼をひろげると幅90センチくらいになるそうです。
現在展示しているのはメスだけですが、オスはメスよりずっと大きく、顔つきがかなりちがうので、簡単に見わけがつくそうです。これほど雌雄でかたちがちがうコウモリは他にない、といわれています。
餌はリンゴ、バナナ、オレンジ、ニンジン、小松菜など。これら角切りにし、金属の円形バットに入れて展示室の地面に置きます。木の枝からおりてきたコウモリは、翼を大きくひろげ、バットにおおいかぶさるようにして餌をゲット。それから元のところに戻って、ぶらさがったまま食事を始めます。じっと見ていると、かなり大きな口をしているのがわかるでしょう。舌もけっこう長いんですよ。
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