当園の大水槽に2頭のマンボウが仲間入りしました。いずれも東伊豆の定置網で捕獲されたもので、1尾は全長80センチ、体重25.3キロ、もう1尾は全長67センチ、体重17.2キロでした。
マンボウは大きくなると全長3メートル、体重1トンほどにまで成長するので、今回搬入されたマンボウはまだまだ子どもです。現在、甘エビのむき身で餌づけ中。甘エビをよく食べるようになったら、以前ご紹介した「水族園特製マンボウゼリー」に切り替えていく予定です。(マンボウゼリーについては
ZooExpressのNo.18をご覧ください。)
みなさんもご存じのように、マンボウは外洋でものんびりゆったり泳いでいます。しかし、ときには体型から想像できないほど大きなジャンプをするそうです。この行動は、水面に体をたたきつけることによって体表の寄生虫を振り落とすためのものではないか、とも考えられています。またマンボウには、体を横にして水面に浮かぶ習性があります。いわゆる“マンボウの昼寝”です。この昼寝も、海鳥に体表の寄生虫を食べてもらうためという説があります。たしかに、これまで当園に搬入されたマンボウの体表にも、寄生虫がたくさん見られました。
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