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シフゾウの赤ちゃん、生後1か月
 └─多摩  2007/06/08

 2007年5月6日、多摩動物公園のシフゾウにオスの赤ちゃんが生まれました。父親は「マック」(14歳)、母親は「ナターシャ」(12歳)。ナターシャは、3回目の出産です。第1仔は1999年5月3日生まれの「メイ」。第2仔が2002年5月8日生まれの「薫」。そして今回の第3仔もやっぱり5月の初旬に生まれました。青葉の季節に誕生したので、「青葉」(アオバ)と命名しました。

 生まれた直後は、足がやっと立つくらいのよちよち歩きでしたが、すでに1か月がたち、体もずいぶん大きくなりました。元気に走るすがたも見られます。

 5月25日から観覧通路の奥の放飼場での親子を公開していましたが、5月31日から、大放飼場で他の個体といっしょに生活しているところが見られます。

 まだ赤ちゃんなので、お母さんのナターシャにぴったり寄りそっています。赤ちゃんだけがもつ背中の白い斑点を見ていると、まるで子鹿のようです。シフゾウはやっぱりシカのなかま(偶蹄目シカ科)だったんですね。

写真上 生まれた翌日(2007年5月7日)の「青葉」
写真中 お母さんのナターシャといっしょに生活していたころ
写真下 他のシフゾウと合流した初日。うしろにお父さんのマックが見える

〔多摩動物公園南園飼育展示係 松本徹郎〕

(2007年6月8日)



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