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アフリカゾウの水浴び
 └─多摩  2007/05/04

 5月に入り、気温が20℃を超えるあたたかい日も多くなってきました。それとともに、多摩動物公園のアフリカゾウ舎では、アフリカゾウがプールで水浴びをするすがたがよく見られるようになりました。

 ゾウたちは水しぶきをあげながら、豪快に体に水をかけたり、そのままプールの中に入って行って、全身を水につけたりします。

 放飼場に向かって左側の運動場にある、大きい方のプールは水深が約 1.6メートルありますが、そこは体の大きなアフリカゾウ、いちばん深いところまで入っても全身が水に沈んでしまうことはありません。そのまま気持ちよさそうに水浴びを楽しんでいます。

 個体によって水浴びのしかたもちがいます。現在、プールの中にまで入っていくのはマコ(推定42歳)とアイ(推定25歳)の2頭だけ。アコ(推定42歳)とチーキ(推定31歳)は、足先まで水に入り、体に水をかける程度です。

 一日のうちでプールをよく使うのは昼ごろです。曜日別で見ると、プール清掃の翌日、水がきれいな木曜日に全身をプールにつけることが多いようです。左側の運動場のプールは観覧通路から近いところにありますので、ゾウが水浴びをすると、水しぶきが飛んでくることもあるかもしれませんが、これもアフリカゾウの魅力のひとつ! ぜひ、迫力ある水浴びを近くで体感してください。

写真上:プールにつかるマコ
写真下:水浴びするマコ

〔多摩動物公園北園飼育展示係 櫻井佑子〕

(2007年5月4日)



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