ヒトデといえば、5本の腕をもち、星のようなかたちを思い浮かべます。でも、マンジュウヒトデに腕はなく、名前のとおり丸い「饅頭」(まんじゅう)のようです。体には敷石のような美しい模様があり、個体ごとにかたちや色がすこしずつちがいます。
こんなユニークなヒトデが、「世界の海」のコーナーの「南シナ海」の水槽に登場。岩の上に乗っている、おしゃれなクッションのような生きものをさがしてください。丸い体は動きにくそうですが、マンジュウの裏側にはちゃんと管状の足、いわゆる「管足」(かんそく)がたくさんあります。管足の先端は吸盤になっていて、マンジュウヒトデはこの足を使って岩の上をはいまわるのです(「しおだまり」のコーナーでは、ヒトデの管足を間近で見ることができます)。
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