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ミニブタ姉妹が大人気!──上野 2007/03/02

 「あ、ブタがいる!」──なかよし広場をトコトコ歩きまわって注目を集めているのが、昨年(2006年)7月生まれの2頭のミニブタ姉妹、テルとユキ。「チャイニーズポットベリー」という種類です。年末からお正月にかけて、干支にちなんだ催し物「ミニブタとツーショット」で活躍した後、子ども動物園の屋外スペース「なかよし広場」で人気者になっています。

 広場でのデビュー当時は、ヤギやヒツジにかこまれて頭突きをされたり、先輩のミニブタ(こちらはゲッチンゲンミニブタという種類)に小突かれたり……と受難の日々でした。しかし最近は、いっしょになって牧草をムシャムシャ食べたり、まだ若くて小柄なヤギやアヒルを蹴散らしたり、元気いっぱいです!

 ただ、やんちゃな人間の子どもに追いかけられるのは苦手です。ヤギとはちがって、うまくヤギ山に逃げこむこともできません。混雑しているときは、動物舎前の低い柵の中に入って避難しているときもあります。寒い日や元気に遊んだあとは、パネルヒーターの上で気もちよさそうに、2頭ならんで寝そべっています。

 飼育係を目にすると、餌ほしさに跳んでくる食いしん坊ぶりで、昨年10月に来園したときは10キロ前後だった体重も、今では3倍以上になりました。

 また最近、飼育担当者が人さし指で指示すると、まるで犬のおすわりのように、ちょこんと座るようになりました。一度思いっきりほめちぎったら、その後は、指示も出していないのに、担当者の前までトコトコ歩いてきておすわりをします。

 ミニブタの中でも、もっとも小さいことが売りのチャイニーズポットベリーですが、今後どこまで大きくなるか、楽しみ(!?)です。

〔上野動物園子ども動物園 奥山絵里・井上真弓〕

(2007年3月2日)



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