ニュース
イノシシ2頭同居しました──多摩 2006/12/22
 多摩動物公園のイノシシ舎では、これまでメス1頭だけが放飼場に出ていました。2002年10月1日に当園で生まれた「キントン」(金豚)です。母親が「オセチ」という名前だったので、おせち料理の「栗きんとん」からとりました。キントンは人なつこい性格で、隠れた(?)人気者!

 このイノシシ舎をリニューアルしたことはお知らせしましたが(下記リンク参照)、このたびニューフェイスが登場しました。2006年春生まれのメス、「クロマメ」。こちらも、おせち料理の名前をつけました。

 クロマメが来園したのは2006年11月2日のことでした。健康チェックのための検疫を経て、12月3日にイノシシ舎にやってきました。

 最初は柵ごしにキントンとお見合いをさせていましたが、12月13日の休園日、運動場でいっしょにさせたところ、クロマメはすぐにキントンの後をくっついて歩くようになりました。キントンは、ついてくるクロマメがうっとうしいのか、鼻先で追いはらおうとしていましたが、徐々に慣れ、今ではいやがるようすはありません。

 最近2頭はいつでもいっしょ。キントンと、その後をついてまわるクロマメは、親子と錯覚してしまうほどの仲のよさです。

 日ざしのあたたかい日は、「ぬた場」(イノシシが泥遊びをする決まった場所)にたまった落ち葉の中で、いっしょに寝ているすがたがよく見られます。仲のよい2頭のすがたを、多摩動物公園でごらんください。

・ニュース:イノシシで年賀状を作ろう

・ニュース:イノシシ舎リニューアル

(2006年12月22日)



ページトップへ